量産効果のないLiイオン電池正極部材価格推移
工業製品は量産効果により,一般的に価格が下がるが,Liイオン電池の正極部材の原料となる水酸化リチウムの価格が下がらず,上がる一方である。ここ4年ほどで価格は倍の ¥1200/kg になった。
一方,治安のいい日本ですらプリウスの電池泥棒が現出する状況がある。泥棒天国のパリ,ローマでの電池自動車の普及は難しいかもしれない。ニューヨーク,ロサンゼルスでの電池自動車路上駐車ができるようになれば普及が本物だろうか。しかもリチウム電池のリサイクル率はゼロである。。。
シアーズが倒産した。デパートの時代が終わった。中国のインバウンドがなくなったら三越,大丸,高島屋はこれからどうなるのだろうか。
追記 2018-10-18
Bloomberg が 2030 年における電池自動車による暗澹たる CO2 排出を予測している。ライフサイクルアセスメント LCA を考えたら,電池自動車は愚策につきるが,「不都合な時代」は宗教対立みたいなものか。
参考
http://mric.jogmec.go.jp/wp-content/uploads/2018/03/material_flow2017_Li.pdf