空売り規制とネット証券選択
大幅な株価下落を防止するために空売り規制(サーキットブレーカー)が発動する。直近だと,次の株式が「空売り価格規制トリガー抵触銘柄」になっていた。
島精機製作所 多摩川ホールディングス 新光電気工業 サイバーエージェント ソフトバンク・テクノロジー
こまめに空売りしないと,益が出ないと思う。そうすると手数料が安い方がいい。証券会社のサイトをみると,カブ.com 松井 マネックスはわかりずらく除外した。SBI は貸株料が高く,SMBC は半年間の取引がないと信用取引が難しそうで,しかも説明を読むと保証料は 300 万となっている。比較サイトだと 30万なのだが,止めといた方が無難だろう。岡三は新機軸の発注方式があるらしく気になる。
結局,ライブスターと DMM が残った。ツールの使い勝手の違いは口座を開設してみないとわからないが,DMM にはシミュレータがある。ライブスターの収益は DMM の 1/10 以下である。ライブスターはIT証券を早くから立ち上げていてリスク管理経験そしてバグも少ないだろう。しかし,親会社が不動産事業をやっていて気になる。不動産を証券化はできるけど,山一の海外不動産事業とばしのようにはイメージが良くない。一方 DMM は AV配信 公営ギャンブルを取り扱い確実な日銭が入る。ソフトバンクが不動産に手を出さないのと同じ理屈。
社長 谷川龍二 根津文彦 清水喜彦 鬼頭弘泰
経常利益(百万円)2267 199 345223 8836
IT証券開始年 2017 1999 ? 2006
親会社不動産事業 No Yes Yes Yes -> No
人件費 746 187 116361 1435
人件費/利益 33% 94% 34% 16%
信用取引開設資産 300万 300万 300万 100万
業界団体の日本証券業協会によれば,2017 年の市場規模は4兆1300億円であった。経常損益は 7,632 億円あったから,DMM でも 0.3% しか占めていない。大手証券会社が機関投資家とかを囲い込んで寡占状態なのだろう。証券不況になったら,ライブスターは廃業しても不思議じゃない。その前に海外不動産事業が立ちいかなくなり,身売りする可能性の方が高いか。消滅した私の勧角証券口座を思えば,DMM が無難か。しかし DMM は前年比 -87% の減益だ。業界全体は3%の増益だから,中小はどうやって大手と差別化できるか。AIを使うしかないだろう。
DMM の信用取引審査に落ちたので,GMO の審査を受ける事にした。今の設定を変えてはと架電があり,変更すると信用取引が可能になるかと尋ねると,確約はなかったが了承したら審査が通った。一方,DMM は審査結果について問い合わせ不可である。余りの対応違いに とりあえず GMO に方針を変えた。しかし即時入金サービスは下記の12行しかない。
証券会社が廃業すると,口座が継承会社に引き継がれないと学習したので,DMM は予備口座として信用取引なしのまま休眠させる事にした。DMM の社長は顔写真を公開していない。今時,信用が命の金融で顔出しナシは異様である。町金スタイルと思えば思い当たる節がある。かつてサラ金の王者武富士 アイフル経営者も露出を極端に嫌った。気になったGMOあおぞらネット銀行の不動産信託は,
信託業務について、会社分割(吸収分割)の手法により、平成 30 年 10 月1日にあお ぞら銀行への承継を実施する予定にしております
いい事だ。ただし この銀行の親会社である あおぞら銀行の業績は目を覆うばかりだ。あおぞら銀行の前身日債銀は仕事を介して接点があったので後日触れたい。
投資する前に,口座開設準備でもう面倒で嫌気がし始めてきた。ファインナンシャルプラナとかアドバイザが儲かる筈だ。老化だな。
金には綺麗な金と淀んだ金がある。これは真実のようだ。楽天と KDDI(au) が連携を発表した。
参考
https://www.live-sec.co.jp/corporate/pdf/disclosure/3003.pdf
http://www.nisshokyo.jp/disclosure/2017/146.pdf
http://www.jsda.or.jp/shiru/kyoukaiin/files/1105_dmm_201803.pdf